はんぱログ

中途半端にいろいろ手を出してしまうので逆にいろいろ書けていいかなと思いたい。

大学の履修科目を暴露します。3年次転入の1年目にとった単位は..

つ、ついに明日から今年度の授業が始まります。しばらく大学に行っていなかったので少し緊張。まだ教科書は買っていませんが、1週目はこれからの流れなどを説明するだけのばず。とりあえずノートとシラバスだけ持っていきます。

ちなみに2015年4月に東洋大学の文学部日本文学文化学科(通信教育部)に3年次転入し、通学できる制度を活用しています。

2015年度登録分

通信科目状態
導入ゼミナール(文学部) 2単位取得済
英語Ⅲ① 未着手
日本文学文化概説A① 未着手
日本文学文化概説B① 未着手
日本語概説A① スクーリングのみ修了
日本語概説B① スクーリングのみ修了
基礎ゼミナール② 未着手
日本語学特講ⅡA 未着手
日本語学特講ⅡB 未着手
作家作品研究(中古)A*1 未着手
作家作品研究(中古)B*1 未着手
英語圏文学文化と日本A 未着手
英語圏文学文化と日本B スクーリングのみ修了
韓国文化事情A スクーリングのみ修了
韓国文化事情B 未着手
通学科目状態
日本語学特講ⅠA 2単位取得済
日本語学特講ⅠB*2 -
マンガ文化論A 2単位取得済
マンガ文化論B 2単位取得済
現代語文法A 2単位取得済
現代語文法B 2単位取得済
日本の方言A 2単位取得済
日本の方言B 2単位取得済
日本の美術A 2単位取得済
日本の美術B 2単位取得済

*1 通学を希望したものの、希望者多数で抽選に落ちました。
*2 12月に仕事が忙しすぎ&体調不良により通学できず、あきらめざるをえなくなりました。

2016年度登録分

通信科目状態
日本語学演習Ⅰ 未着手
近現代文学文化演習Ⅰ 未着手
日本語学演習Ⅱ② 未着手
近現代文学文化演習Ⅲ③ 未着手
古典文法A 未着手
古典文法B 未着手
近世日本文学史 未着手
近世日本文学史 未着手
作家作品研究(近世)A 未着手
作家作品研究(近世)B 未着手
江戸文化論A 未着手
江戸文化論B 未着手
通学科目*3状態
日本語史A 未着手
日本語史B 未着手
比較文学文化特講A 未着手
比較文学文化特講B 未着手
王朝文化論A 未着手
王朝文化論B 未着手
近現代日本文学史 未着手
近現代日本文学史 未着手

*3 希望者多数で通学が許可されない可能性もあります。

まとめ

3年次転入の1年目にとった単位は、残念ながら20単位でした。勤務先の社長に笑われてちょっと傷つきました..。いや、一応かなり頑張ったんですけど! 仕事しながらですよ! 仕事のせいで2単位落としてるし! ..と心の中で反撃..。

ま、正直、もう少しとれると思ってたのでちょっと焦りは感じています。今年どれだけ自分に厳しくできるかがカギですね。

今年度の通学科目は二部のみなので年齢層はさまざまかと思われ、そういった意味では浮く心配をしなくていいし、知り合いができたらいいなと思っています。昨年度は初めてのことばかりで、あまりにも余裕がなかったので。

だがしかし..。仕事、勉強、ランゲージエクスチェンジ、そして近日中に引っ越したいとも思っているため、またまた超忙しい日々になりそうです。昨年度の「スクーリングのみ修了」科目の論文も書かなきゃいけないのに..。どうなることやら。

社会人が大学に通う方法、あります。大人だからこそ深く学べる大学のススメ

社会人を続けながら大学で勉強しています。

正直、スケジュールやお金をやりくりするのも大変だし、試験前はかなり必死です。なんでこんな大変なことやってんだろ..と思うこともあります。でも自分で選んだ道だし、何とかやっています。

私が思う、社会人が学ぶメリット

自分よりも10歳以上年下の現役大学生と一緒に授業を受けていると、しみじみと思うことがあります。それは、勉学に集中して取り組める環境は本当に貴重なものだということです。

社会人になるとどうしても仕事第一にならざるを得ないことが多くあります。自分の意思とは関係なく、様々な業務、締め切り、提出期限などに襲われます。お客さんや取引先に迷惑をかけるわけにはいかないので、残業や休日出勤をすることもあるでしょう。

そんな中、自分のスキルや考え方に至らない点を見つけたり、同僚に差をつけられたりして、資格や語学の勉強を始める社会人も多いのではないでしょうか。こういった場合、真剣に学ぼうというモチベーションは高いものの、仕事に忙殺されて集中して学ぶのはなかなか困難です。

一方、現役大学生の多くは勉学に集中できるはずですが、遊びや恋愛、バイトなどで忙しいからか、授業中がスマホ、私語、睡眠の時間にあてられたりします。もちろんきちんと授業を受けている子もいますが、全体的にゆるい雰囲気です。

社会人がわざわざ勉強するのは危機感や向上心があるからです。また、社会に出て甘えた気持ちや根拠のない自信が通用しないことを自覚し、さまざまな経験をとおして人間として成長しています。そのため、同じ授業に出ても吸収できるものが数倍にも数十倍にもなりうるのです。

現役で大学に行っておけばよかった、と後悔するのは簡単ですが、社会人だからこそ、より深く学ぶことが可能なのではないか。私はそう思いながら、授業を受けています。

大学の一部・二部・通信と学費について

日本は大学の学費が高額です。イギリスやアメリカも同様のようです。一方、ヨーロッパでは学費がほぼ無料の大学もあります。うらやましい限りですが、ここでは日本の大学について書いていきます。

大学の学部には一部(昼間部)のほかに、二部(夜間部)や通信教育部が設置されている場合があります。(他に昼夜開講制(フレックス制)というのもあります。)

大学と聞いてふつう思い浮かべるのは一部であり、昼間の授業が中心です。二部は夜間と土曜日の授業が中心となります。通信の場合は、教科書を読んでレポートや論文を提出するほかに、スクーリングという通学の授業も一定の単位をとる必要があります。

一般的に、一部の学費は高く、二部、通信の順に下がります。社会人が自分で学費を払うとなると、通信を選ばざるをえないことが多いでしょう。

もし学費は問題ないとしても、一部と二部には入試がありますし、基本的にはすべての単位を通学でとることになります。仕事との両立を考えると難しく、やはり通信という選択肢を選ぶことが多いかと思います。

通信教育部について

通信教育部の学び方や学費は、大学によってかなり違ってきます。スクーリングについても、スケジュールや科目、実施場所が充実しているところもあればそうでないところもあります。

私が所属しているのは通信教育部です。そのため、通常であればひとりで勉強し、レポートを出したりしてコツコツ単位をとっていかなければいけません。これはかなり孤独な作業で、向いている人は卒業まで頑張れるかもしれませんが、途中で挫折してしまう人がとても多いそうです。

私も以前、別の大学の通信教育部に所属していたのですが、そのときに自分ひとりで勉強するのは無理だと悟りました..。先ほど他人事のように書きましたが、私も挫折しかけたのです。

他大学の二部に入りなおすことも考えたのですが、二部であってもやはり学費がネックになりました。そこで通信生でも通うことができる東洋大学に3年次転入し、2015年は一部・二部の授業に出ていました。今年も二部の授業に出る予定です。
※2016年度は二部の授業のみに制限されてしまったようです。また、通学でとれる単位数には制限があります。

私が候補にしていた大学は日本大学東洋大学で、ともに通うことができる通信教育部がありますので、興味のある方はチェックしてみてください。

日本大学通信教育部
東洋大学通信教育課程

自分に合ったところを見つけるには、時間をかけて調べるしかありません。通信教育部は学科が統廃合されることが多く、ネット上の情報も古くなっていることがあります。そのため、大学の公式サイトや説明会で正確な情報を得ながら、体験談などを参考にすると良いでしょう。

また、通信教育部は4月入学と10月入学があるところが多いようなので、その時期に向けて早めに情報収集することをおすすめします。

仕事との両立

大学に通うとなると、一般的な平日フルタイムの仕事というのは難しいところがあります。通信だとしても、勉強や試験、スクーリングを週末のみでこなすとなると、とても長い期間かかってしまいそうです。

私の場合は、帰国して別の大学の通信教育部に入学したとき、勉強時間の確保のため、週4日ホテルスタッフのバイトをすることにしました。ホテルなどの接客業は、たいていシフト勤務になるため、面接のときに勉強のことをあらかじめ伝えておけば考慮してもらえるでしょう。

ただ、私の配属先はかなりの激務かつ人不足で、週4日とはいえ重労働で体が壊れそうでした。また、どんなに疲れていてもいい接客をしようと根を詰めて、精神的にも疲労がたまってしまいました。言い訳ですが、勉強どころではなかったです。

転職を考え出したころ、昔の同僚から求人情報を聞き、昔の職場に戻ることにしました。もちろん、このときも大学の件を話してフルタイムで働けないことを了承してもらいました。さらにその1年後には、通学できる他大学の通信教育部に転入したいと相談すると、快く了解していただくことができました。本当にありがたいことです。

転職が難しい場合もあると思いますし、経済的にフルタイムでないと厳しい場合もあると思います。また、日本ではまだまだ社会人が学ぶことに対して理解が進んでいないため、職場で相談するのも気がひけるかもしれません。

でも、何かを手に入れるためには、何かを捨てなければならないときもあります。よく考えて、今の仕事や生活と学びたい気持ちを、うまく調整できたらいいなと思います。

勉強すること、卒業すること

実際に学んでいる今でも、本当に卒業できるのかという不安はあるのですが、少しずつ進んでいるという実感もあります。

卒業することだけが目的ならば、点数でいうと60点以上が合格なので、適当に単位を取っていくことも可能かもしれません。でも、やるからにはいい成績をとりたい。

私にとって、勉強できる、授業に出られるというのはとても貴重なこと。それをしっかりこなした結果が、卒業なのだと考えています。仕事をしながらなのでキツいこともありますが、2年後の卒業を目指しています。

帰国して社会人兼大学生に。決断を後押しした不思議な出会い

入学式が行われ、すでに授業が始まっている学校もありそうな今日このごろ。桜もだいぶ散ってしまいましたね。

実は仕事をしながら大学で勉強しています。ここに至るまでには、ちょっとした苦悩と不思議な出会いがありました。

ドイツでの職探し

何の計画性もなくドイツに住み始めた私は、だんだんドイツの自由な空気が好きになりました。そしてずっとドイツにいたいと思うようになり、無理だろうと半分あきらめつつも職探しを開始。

ドイツ語がイマイチで、中途半端な職歴しかなく、有効な資格もなく、そのうえ学歴は専門卒、しかも専攻はペット系。ツテもあまりなく、生まれながらに運も悪い。わかってはいたけれど、そんな人に、やっぱりチャンスは来ませんでした。

そのとき調べた限りでは、ヨーロッパで職人以外のそれなり(肉体労働や3K以外)の職に就きたい場合、大卒未満はかなり不利だということがわかりました。しかも専攻とインターンシップ、職歴などの整合性も重視されるようです。ドイツは特にそうかもしれません。

大学に行かないことを選んだのは自分です。手に職がないのも、ドイツ語レベルが低いのも、無計画であきらめに満ちた自分の人生も、自分のせいです。後悔しても仕方がないのですが、この時期は精神的に相当つらかったです。

日本の大学、ドイツの大学

ドイツの大学に入ることも少し考えましたが、「日本の大学卒業者もしくは1年以上在籍した者」のような入学条件があり、これを満たしていません。その場合、数年間別の機関に通って基礎科目などをみっちりと学ばなければいけないようです。

もちろん入学前にドイツ語試験にも合格する必要があり、稼ぐ手段がないまま語学学校に通い続けることはできません。語学学校生はバイトが禁止されていて、もししているのが見つかったら強制送還で二度とドイツに入国できないかもしれません。

切りつめても減り続ける貯金を前に、自由に働けるのが世界中で日本だけだということを恨めしく思いました。まだ少し、余裕はあったけど、仕事もないし大学にも行けないのだから帰国するしかないのです。

だったら、日本で働きながら大学に行きたい、という気持ちが強くなっていきました。でも当時すでにいい年の私は悩みました。いまさら大学に行って、どうするのかと。

もちろん学費も、数百万などとても払えません。いろいろ調べていると、学費の低い通信教育部というのがあることがわかり、一筋の光が射してきたような希望を感じました。

ただ、通信だと低く見られたり大卒とみなされないらしいという情報もありました。それに、社会人で大学で勉強している人なんて周りに1人もいないし、本当にひとりで勉強し続けられるのか、卒業できるのか..。そんな不安要素が頭の中をぐるぐる回っていました。

オランダ・ベルギーひとり旅

悩みながらも、オランダとベルギーを1週間ほど旅行したときのことです。

オランダには日系のホテルがあります。以前ホテルスタッフとして働いた経験があったので、好奇心で立ち寄ることにしました。館内は思ったとおりゴージャスで、ロビーにはスーツで身を固めたビジネスマンが数人。場違いな私は、フラフラと地下への階段を降りて行きました。

そこにはお土産やちょっとしたアクセサリーを販売する小さなショップがあり、店員さんはカウンターで本のようなものを眺めていました。私より少し年上の女性でした。他にお客さんもなく、ゆったりした空気。目があって軽く挨拶すると、「日本から来たの?」と話しかけられました。手にしていたのは、日本語会話の本。

「風邪で出勤できない友人の代わりに店番をしているんだけど、日本のホテルだから日本語のあいさつを覚えようと思って。」

気さくな物言いになんだか安心し、日本語を教えたりしながら、話はどんどん膨らみました。気づいたら、いつか日本語を教えたいと思っていることや、大学に行きたいけれど年齢的に悩んでいることを打ち明けていました。

その女性は、最近オランダ人と結婚してトルコから移住してきたそうで、トルコでは学生の相談に乗るカウンセラー的な仕事をしていたことを話してくれました。そして、学びたいなら絶対に学んだほうがいい、トルコでは30代でも大学に行ってる人はたくさんいる、勉強に年齢なんか関係ない、と強力にプッシュしてきたのです。

驚くほど的確に、私の心を後押ししてくれました。

私はたまたまその日その場所に行き、彼女も偶然その日にそこで働いていた。私は日本人で日本語教育に興味があり、彼女は日本語のあいさつを覚えようとしていた。私は大学に行くか悩んでいて、彼女は教育機関でカウンセラーの仕事をしていた..。

ここまでくると、運命とさえ思える、本当に印象的な出会いでした。ついに私は大学に行くことを決め、たとえ何年かかっても必ず卒業しよう、そして卒業できたらまた会いに行こうと決心したのでした。

最後に

この4月から、4年次になりました。仕事をしながらなのであと2年はかかりそうです。元来ナマケモノで、勉強なんか投げ出したくなるときもありますが、そのときはこのエピソードを思い出して頑張ろうと思っています。