褒めるべきか否か? マニュアル的な思考自体がおかしいという雑感
新学期になりました。
ここ数年、引っかかっていること。こどもは褒めて育てるとか、いや褒めて育てるとダメな子になるとか。いろんな人がいろんなこと言ってますが、なんか違和感ありあり。
だってそこで言及されている「こども」って、誰ですか? 「こども」って、ひとことで片づけられるほど一辺倒なわけない。褒めて伸びる子もいればそうじゃない子もいる。十人十色。
逆に「おとな」と接するにはこうすればうまくいく、っていうこども向けの本とか発売されたら、どうだろう。「おとな」ってひとくくりにするには無理がある。自分の立場で考えればわかるはず。
こども、部下、新入社員、生徒など、育てたり教えたりする相手とどう関わるかは、自分と相手次第。うまくいきやすい方法はあるにしても、それは一般論。
ドイツでベビーシッターしてたくさんのこどもと接したり、社会人としていろんな会社で後輩に教えたり。うまくいくときが多いけど、いろいろ工夫してもダメなときもある。
ダメだったときは、自分のやり方がいけなかったのかも..とか考えて落ち込みます。ただ、反省するのは大事だけど、自分を責めて見失うことが一番ダメなんじゃないかな。
こどもも部下も、心を込めて接するのが一番いいと思う。だから褒めるときもあれば叱るときもある。それが自然でしょ。
「褒めたほうがいいから褒める」なんて、自分にうそをつく必要ないよね。うそつくの、やめよ?
あ、でも今日だけはいいのかぁ..。